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嚥下障害の介護Q&A

このページでは、わたしがこれまでに調べたことや経験したことをふまえて、嚥下障害の介護に関するよくある疑問に答えてみたいと思います。

ここが気になる!嚥下障害の疑問

正しい介護・食事の補助を

介護をすることが当たり前の世の中になりましたが、いざ介護をする立場になってみると、どうしたらいいのかわからないことってたくさんありますよね。介護をされる側の気持ちは、わたしたちにはなかなかわかりませんし、周りにアドバイスしてくれる人がいるとも限りません。

そこで、ここでは嚥下障害の介護にまつわる疑問に答えていきます。

むせていなければ大丈夫?

嚥下障害があってもむせない場合がある

「食事をとっていてもむせることがないので、嚥下障害がないと考えてもいいのでしょうか?」と聞かれることがあります。
答えはノー。嚥下障害があってもむせないことがあります。

食べ物が食道ではなく、気管に入り込んでしまった場合にむせて咳き込むことがあります。これは、入ってしまった食べ物を排出するための反応です。しかし、高齢者などの場合はこの反応が起こらない場合があります。これによって、気管に細菌が入り込み、誤嚥性肺炎になることがあります。

食事中にうがいのような声が出たり、痰が増加するようなことがあれば、嚥下障害による誤嚥性肺炎の可能性があります。

薬はどうやって飲ませればいい?

薬が飲みにくそうならとろみ剤をつかった飲みものと一緒に

嚥下障害があると、薬を飲み込むのも難しくなります。上手に薬を飲んでもらうために、こんな工夫はいかがでしょうか。

 
  • 粉薬の場合
    とろみ剤でとろみをつけた水に、粉薬を混ぜたものを飲むのがいちばんラクだと思います。
    ヨーグルトやゼリー、あるいは食事のおかずに混ぜてもいいでしょう。
    ただし、おかずにそのまま入れては味が悪くなるので、おかずの少量を取り分けて、そのなかに粉薬を入れて食べるくらいがいいと思います。
  • カプセル
    ゼリーのなかにカプセルをさし込み、それを舌の奥に入れます。ゼリーなら飲み込みやすいので、そのまま丸呑みしてもらいましょう。

とろみ剤を片栗粉で代用してはいけないの?

片栗粉の手間がいやならとろみ剤がおすすめ

片栗粉をとろみ剤として使うことも、まったくできないわけではありません。古いタイプのとろみ剤はでん粉からつくられていたので、全く違うものとも言い切れないのです。

ただ、とろみ剤のほうが飲み込みやすく、温度にも左右されません。片栗粉は加熱したものじゃないととろみがつかないため、一度温めてとろみをつけ、冷ましてから出す…というような手間がかかってしまいます。ダマにもなりやすく、決して使いやすくはありません。

わたしの経験からすると、とろみ剤を使ったほうが時間と手間の節約になるし、食べる人にとってもやさしいと思います。

飲みこみが悪いときはどうする?

お水を無理に飲まそうとしないで

食べ物をうまく飲み込めないときには、お茶や水で流し込もうとする方がいらっしゃいます。でもちょっと待って!実は、これがいちばん危ないんです!

サラっとした水分は、飲み込む動作をする前に、気管に流れ込んでしまいます。とろみ剤を使って、のどへ流れるスピードを遅くしてあげることで、うまく飲み込めるようにするといいと思います。

食べる人の気持ちを考えよう

簡単にではありますが、よくある疑問に答えてみました。

当たり前のように食べ物を飲み込んでいる私たちにとって、どうすれば嚥下障害の方が楽に食事をとることができるか考えるのは難しいことです。

「お茶で流せばいいだろう」とか「片栗粉で代用すればいいだろう」というような思い込みで介護をするのではなく、嚥下障害をもつ方のためにつくられたものを上手に使うことが大切だと思います。