流動食にも活用
流動食はとろみが付けにくいと言われていますが、流動食用のとろみ剤を使えば簡単にですよ。
流動食にとろみを付ける場合、我が家では「つるりんこ 牛乳・流動食用」を使っています。短時間でとろみが安定しやすいし、混ぜるだけで本当にお手軽だからです。
今回は、つるりんこ 牛乳・流動食用を使ってラコールにとろみを付けたので、手順やコツをレポート形式で紹介していきますね。
材料
- ラコール…1袋(200ml)
- つるりんこ 牛乳・流動食用…3包
※ヨーグルト状~マヨネーズ状の場合。体調や好みによって適度なとろみの強さは異なるため、とろみ剤の量は調節してください。
- 白湯
※今回は使用していませんが、味の好みや体調、水分補給の目的で、ラコールを白湯で薄めたり、白湯と一緒に飲む場合があります。白湯の量は、体調や好みで調整しましょう。その場合は、とろみ剤の量も調整してください。
とろみ剤でラクラク!ラコールにとろみを付けました
まずは、ラコールの袋の端を切って、中身を軽量カップなどに注ぎます。
全て注いだら、つるりんこ 牛乳・流動食用を入れていきます。この時、とろみ剤は少しずつ入れるのではなく、分量を全て入れてから混ぜるようにします。
適量をラコールに入れたら、スプーンで1分程混ぜましょう。
ダマにもならず、簡単にかき混ぜるだけでよく溶けました。
この時点では、ラコールはまだサラサラ。
とろみが付いている実感はありませんが、ここで分量以上のつるりんこ 牛乳・流動食用を入れるのはNG。
後から、とろみが強くなりすぎてしまいますよ。
5~10分静置して、とろみを安定させます。ラコールの温度や状況でとろみが付くまでの時間は異なるので、様子を見ながら調整してください。
その後、さらに30秒ほどかき混ぜ、とろみが付いたか確認します。
スプーンでラコールをすくってみると、トロ~リ。
たったこれだけの手順で、安定したとろみがしっかり付いています!
我が家では、ヨーグルト状くらいの強さでとろみを付けていますが、適度なとろみは1人ひとりで異なるので、体調や好みに合わせて調節してくださいね。
とろみの強さや、ダマになっていないかを確認したら完成です。
必要に応じて、スプーンやストローなどを使って飲ませてあげてください。
ラコールは、一度に大量に飲むとお腹を下してしまう場合も。分量や飲む時間の間隔を調節しながら飲むと、快適に栄養補給ができますよ。
とろみの強さも調整可能
ちなみに、とろみの強さを調整したい場合は、下記の方法で調節すると簡単ですよ。
- とろみを強くする…別なグラスにラコールを注ぎ、強めのとろみを付け、とろみを強くしたいラコールに混ぜます。
- とろみを弱くする…とろみを弱くしたいラコールに、とろみを付けていないラコールを混ぜます。
性質上、とろみを付けるのが難しいと言われている流動食に、こんなに簡単に適度なとろみが付けられるなんて!と、初めて「つるりんこ 牛乳・流動食用」を使った時は驚きでした。
今では、すっかり愛用者。この手軽さのお陰で、手間などがかなり減って、とっても助かっています。母もスムーズに嚥下をしているみたいで、ラコールを飲んでいる最中にむせることがほとんどなくなりました。
流動食にとろみ剤を活用することは、作る側にもラコールを飲む側にも、メリットがたくさんあると思います。